激動のミャンマー 2023年を振り返る(3/4)
(記事の全文をお読みいただくには「プレミアム会員」のご登録が必要となります)
────────────────
7月
────────────────
新紙幣発行で混乱
軍評議会(SAC)傘下のミャンマー中央銀行(CBM)は7月23日、2万Ksの新紙幣を7月31日に発行すると発表した...
発表直後、ミャンマーチャット・米ドルの実勢為替レート(地下市場の「闇価格」)は100Ks以上も急落、ヤンゴン金市場では純金の取引きが停止するなど混乱が続いた。しかし、新紙幣は数量限定で発行されたため、市中で見かけることはほとんどないという。
────────────────
8月
────────────────
ミャンマー南東部で大規模水害
ミャンマー南東部のカイン州やモン州、ラカイン州、バゴー管区では、8月初旬から降り続く大雨により発生した洪水の被災者が、およそ15,000人...
今年は特に大規模水害が多いミャンマー。5月のサイクロンに続き、雨季が明けるまでにヤンゴン郊外やバゴー管区でも1週間以上水が引かない洪水が発生した。
関連記事:
ミャンマー南東部で水害
────────────────
9月
────────────────
アウン・サン・スー・チー氏に健康不安説
民主派の国民民主連盟(NLD)は9月14日、アウン・サン・スー・チー氏に医療や食事が適切に与えられておらず、命が危険にさらされている...
一時生命の危機も報じられたスー・チー氏だが、現在は小康状態を保っているみられる。弁護団は軍評議会(SAC)に面会許可を再三にわたり申請しているが、1年以上面会できない状況が続いている。