ミャンマーのクーデター、国軍はなぜ不正選挙を指摘したのか(前編)【MYANMAR JAPON編集部】 【コラム】【政治】 2021 年 2 月 03 日 国軍が指摘する選挙の不正について ミャンマー国軍がクーデターを起こした理由として総選挙で不正があったと繰り返し指摘していたが、その内容はどのようなものだったのかを解説する。 国軍の指摘は、主に選挙人の有権者名簿に不正があったことに集中している。例えばA郡区に“山田太郎”の名前と身分証明番号があり、B郡区にも同じ名前、同じ身分証明番号があり、さらにC郡区にも同姓同名、同じ身分証明番号が登録されていることを指摘している。つまり、これらの重複が1,000万件以上あると主張しているのである。 ▲昨年11月8日の選挙日当日、ヤンゴン市内では早朝からあらゆるところで投票を待つ人だかりができていた 今回の総選挙でどのような技術を使って集計したのかは公表されていないが、実は国軍が指摘しているこのような重複があるのは事実である。 では、なぜ有権者名簿にこのような重複が発生するのか。それは... (後編に続く) 後編は2月4日に掲載します。 (全文をお読みいただくには「プレミアム会員」のご登録が必要となります) 前の記事 : ミャンマーのクーデターに対する各国の反応 次の記事 : ミャンマーの新型コロナウイルス用ワクチン接種、4日間で9万人