鶏肉の小売価格が急落、サルモネラ菌汚染疑惑で

【ローカル】【社会】 2020204

 ヤンゴン市内の市場で鶏肉の小売価格が急落していることがわかった。ミャンマー養鶏業協会が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 ヤンゴン市内の市場で販売されている鶏肉に食中毒を起こすサルモネラ菌に汚染されているとのレポートが発表され、消費者が鶏肉の購入を控えるようになったために鶏肉が売れない状態が続いているという。レポートが発表される前の鶏肉価格は1ビス(約1.6キロ)あたり3,200~3,400Ksだったが、発表後には2,300Ksまで急落している。生産コストは1ビスあたり2,800Ksかかっており、単純計算でも500Ksの赤字が発生しているという。

 ミャンマー養鶏業協会のラ・ラ・テイン副会長は「サルモネラ菌に汚染されているというが、それは今に始まったことではない。菌は加熱調理で死滅する。さらに鳥インフルエンザが発生しているというデマも流れており、消費者が鶏肉を買わなくなっているために生産者は大変困窮している」とコメントした。

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