ミャンマー軍、ヒスイ採掘場を空爆 26人死亡

【ローカル】【政治】【社会】 2025206

 ミャンマー軍がカチン州のヒスイや金の採掘場に対する空爆を開始したことがわかった。

 少数民族武装組織カチン独立軍(KIA)によると、KIAは2024年中にカチン州のほとんどの地域を支配下におき、ヒスイ産地のパーカン郡区や金採掘が盛んなタナイン郡区を制圧しているが、2025年に入りミャンマー軍が採掘場に対する空爆を開始しているという。

 1月11日にタナイン郡区サンルイン金鉱山が空爆を受け、地元住民ら18人が死亡。13日にはパーカン郡区のヒスイ採掘場が空爆され、ヒスイの手掘り労働者ら8人が死亡するなど、これまでに26人が犠牲になっている。

 KIAのノー・ブー大佐は、「ミャンマー軍がヒスイや金の採掘場を標的に空爆を実施するのは初めてのこと。我々の資金源を断つことが目的だろう」と述べた。

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