EUが追加制裁、オンライン詐欺関与の個人・組織に

【国際】【政治】 20241031

 欧州連合(EU)は10月29日、オンライン詐欺に関与したとして、3名と1組織を新たに制裁対象に加えると発表した。

 制裁対象となったのは、タイと国境を接するミャンマー東部カイン州ミャワディ郡区でオンライン詐欺を展開するチンリンミャイン(CLM)グループと、その設立に関与したカイン州の国境警備隊(BGF)であるカレン民族軍(KNA)のソー・チッ・トゥ将軍、モウッ・トゥン将軍、ティン・ウィン将軍。

 今回の追加制裁により、EUの制裁対象は個人106人と22組織に拡大。対象者に対しては、EU加盟国への渡航禁止および経済的利益をもたらす直接・間接の行為の禁止が適用される。

 KNAはミャンマー軍と長期にわたり同盟関係を維持しており、今年5月には人権団体ジャスティス・フォー・ミャンマー(JFM)がKNAへの制裁を国際社会に求めていた。

© Radio Free Asia

最新記事一覧