中国軍、ミャンマー国境付近で実弾演習

【国際】【政治】【社会】 2024403

 中国軍は4月2日、ミャンマー国境付近の中国側で陸空合同の実弾射撃訓練を開始した。

 香港の英字紙「South China Morning Post」によると、訓練は4月2日と3日に雲南省で行われ、周辺地域の通行が制限されるという。

 中国軍南部戦区の報道官は、「部隊はあらゆる緊急事態に対応できる準備を整え、国家の主権や国境地域の安定、国民の生命や財産の安全を断固として守る」と述べた。

 ミャンマー・中国の国境に近いシャン州北部では、少数民族武装組織のコーカン軍(ミャンマー民族民主同盟軍:MNDAA)、アラカン軍(AA)、タアウン民族解放軍(TNLA)で構成される北部同盟が昨年10月に「1027作戦」を開始以降、ミャンマー軍との戦闘が激化ている。今年1月5日には砲弾が中国側に着弾し、負傷者が出る事件も発生した。

 北部同盟とミャンマー軍は、1月12日に一時停戦で合意したと発表、中国政府が和平交渉を仲介したことを明らかにしていた。

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