「スー・チー氏を元の軟禁先に」ASEAN特使が要求

【国際】【政治】 2022628

 ASEANミャンマー問題特使のプラク・ソコン氏(カンボジア副首相兼外相)は、アウン・サン・スー・チー国家顧問を元の軟禁先に戻すよう軍評議会へ要求した。Radio Free Asiaが6月27日に伝えた。

 カンボジア外務省によると、スー・チー氏がネピドー刑務所敷地内に移送された事についてASEANが懸念しており、プラク・ソコン氏が元の軟禁先に戻すよう軍評議会のワナ・マウン・ルイン外相に要求したという。

 プラク・ソコン氏は、6月29日に2回目となるミャンマーへの訪問を予定しており、スー・チー氏ら民主派要人との面会や暴力の即時停止やすべての勢力が参加する協議の開催、人道支援などについて話し合いを行いたいとしている。

 軍評議会 報道官のゾー・ミン・トゥン少将は「罪を犯し起訴され裁判中の被告に面会を許可するような国はどこにもない。今回の訪問でも面会することは不可能だ」とコメントしている。

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