スー・チー氏裁判、原告側証人「知らない」と否定

【政治】【社会】 2022615

 6月14日に行われたアウン・サン・スー・チー国家顧問に対する汚職容疑の公判で、原告側の証人が「賄賂があったことは知らない」と証言した。Mizzima-News in Burmeseが伝えた。

 この日の公判では、アウン・サン・スー・チー氏が実業家のマウン・ウェッ氏から総額55万米ドル(およそ7,400万円)の賄賂を受け取ったとの疑いで訴追された件に関し、原告の軍評議会 汚職防止委員会の証人としてマウン・ウェッ氏の運転手と実業家のシャウ・サン氏が出廷した。

 二人は、裁判官の質問に対して「アウン・サン・スー・チー氏に賄賂が贈られたとの認識はない。まったく知らない」と証言した。マウン・ウェッ氏は、5月31日に行われた公判で「ドーキンチー基金に寄付しただけ」と証言し、スー・チー氏に向かって合掌礼拝したという。

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