国連大学前や渋谷駅周辺で在日ミャンマー人が決死の訴え

【社会】 2021322

 ミャンマー国軍によるクーデターから48日目となった3月20日から22日にかけ、国連大学前や東京・渋谷駅周辺では、複数の在日ミャンマー人団体がミャンマー国軍の残虐な弾圧や非人道的行為を訴え、民主化への支援を呼びかけた。ミャンマーの人権団体である政治犯支援協会によると、21日現在、国軍の虐殺行為によって250人の市民が死亡したという。

 国連大学前では25人のミャンマー人が48時間のハンガーストライキを決行、ボランティアによる署名活動やリーフレットを配布した。また、渋谷駅周辺でもリーフレットやポケットティッシュを配布。会場を訪れた日本人からは「ミャンマーの民主化を応援しています」「頑張ってください」「民主化をあきらめないでください」などの声が聞かれた。

 国連大学前のハンガーストライキにボランティアとして参加したスェイ・セツ・エイさんは「今ミャンマーでは国軍や警察隊の虐殺行為により、毎日のように一般市民が命を奪われています。私たちは軍事政権を終わらせて民主主義を取り戻したい。皆さんに署名などのご支援をお願いしたい」と話した。

当日配布されたパンフレット(クリックで拡大)

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