マンダレーでデモ隊に発砲し2人死亡、日本の外務省は強く非難

【政治】 2021221

 複数の地元メディアによると、マンダレーで20日、抗議のデモ隊を排除するための国軍による銃撃で、少なくとも市民2人が死亡したことがわかった。死亡した2人は男性で、1人は頭部、1人は胸を撃たれていた。このほか50人以上が負傷したという情報もある。ネピドーで治安部隊に銃撃された女性に続き、一連のデモにおける犠牲者は3人となった。

 日本の外務省は21日、治安部隊の市民に対する銃を用いた実力行使について、平和的に行われるデモ活動に銃を用いた実力行使がなされることは許されず、強く非難するとの外務報道官の談話を発表。

 日本政府は、アウン・サン・スー・チー国家顧問など拘束されたすべての政治的指導者の解放と、民主的な政治体制の早期回復を改めて国軍に対して強く求めるとの姿勢を示した。

市民に向けて発砲する国軍兵士と警官隊(写真:読者提供)

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