籾の買い取り相場が上昇、政府の買い取り制度が不要に

【ローカル】【経済】 20201119

 籾の買い取り相場価格が上昇しているため、政府による最低保証価格による買い取り制度が不要になっていることがわかった。ミャンマー米協会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、11月15日現在のバゴー管区(東部)における籾の買い取り価格は100バスケットあたり60万Ksに上昇しており、政府による最低保証価格(52万Ks)による買い取り制度が不要となっているという。バゴー管区オゥットゥイン郡のある農民は「収穫した籾を100バスケットあたり50万Ksで300バスケット分売ってしまった。30万Ks損してしまった」と不満を口にした。

 相場価格が上昇している原因は、中国から米やくず米の需要が高まっていることや害虫被害により収穫量が減少していること、中国・雲南省政府が米の輸入パーミットを発行していること、中国側が米の貿易許可を与えたことなどがあげられている。

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