ミャンマーの長距離バス会社が廃業の危機に

【ローカル】【社会】【経済】 20201106

 ミャンマー国内を運行する長距離バス会社の存続が困難となり、廃業の危機に陥っていることがわかった。ミャンマー長距離バス運輸業協会が発表したもの。MYANMAR TIMESが伝えた。

 同協会のソー・テイン事務局長は「政府は長距離バスの運行を禁止してはいないが、地方の町に入るたびに新型コロナウイルスの陰性証明を提示しなければならないほか、14日間の隔離が必要なため、バスを運行しても乗客はわずかしかいない。ミャンマー国内には長距離バスが5千台ほど登録されているが、実際に運行しているのは数十台だけとなっている。2か月以上この状態が続いており、運転手や車掌の家族は貧困に直面している。バス会社もバスをローンで購入していて、毎月の返済が出来ていない。ターミナル利用料も毎月70万から200万Ks支払う必要があるため、このままの状態では廃業するしかない」などと苦境を訴えた。

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