ミャンマー政府、トラック運転手に3日毎のPCR検査を義務付け

【政治】【新型コロナ】【社会】 20201020

 ミャンマー政府が、長距離トラック運転手や助手に対して、3日間(72時間)毎に新型コロナウイルス陰性証明書を取得するためのPCR検査を義務付けたことが明らかになった。COVID-19対策国家中央委員会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 同委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために新たな規則を発表した。これによると、地方政府に対して27項目、保健・スポーツ省に対して9項目、トラック所有者と荷主に対して7項目、トラック運転手および助手に対して12項目の規則を定めた。この中で、トラック運転手および助手に対して、これまで14日毎にPCR検査を受けさせる規則を3日毎に変更した。理由としてPCR検査の有効期間は72時間しかないためと説明している。

 ミャンマー長距離トラック運送業協会のアウン・モー事務局長は「3日毎に1回であれば、運転手は1か月に10回も検査を受けなければならない。これでは国内の物流がさらに停滞するだろう」とコメントした。

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