フィリピン財閥のアヤラグループがヨマとFMIの株式を取得

【企業】【経済】 20191126

 フィリピンを代表する大手財閥のアヤラグループ(Ayala Cooperation)が、ミャンマー財閥のヨマとFMIの株式を取得し経営に参画することがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、Ayalaはヨマ・ストラテジックが発行する株式の20%にあたる1億5,500万ドル、FMIが発行する株式の20%にあたる8,250万米ドルをそれぞれ出資し株式を取得する。出資総額は2億3,750万ドルとなり、フィリピンからの投資としては過去最高額となる。Ayalaはフィリピンにおいて小売、教育、不動産、銀行、通信、水道インフラ、再生可能エネルギー、エレクトロニクス、情報技術、自動車、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を行っており、これらの事業をミャンマーに拡大するために上記2グループとの合弁に踏み切った。

 ヨマとFMIのテイン・ウェー会長は「Ayalaは185年の長い歴史を持つ巨大グループとして知られている。彼らの技術やノウハウを導入することで我々の事業がさらに強固なものとなり成長することが期待できる」とコメントした。

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