ダウェー経済特区、具体的な計画は今後

【経済】 20191030

 ダウェー経済特区管理委員会のミィン・サン副議長は、同経済特区の開発計画について、具体的な投資や開発の計画はまだされていないことを明らかにした。7Day Dailyが伝えた。

 ミィン・サン副議長によると、日本政府はダウェー経済特区の調査を行っているが、具体的な開発計画や投資に関してはまだ何も話し合いを行っていないという。これについて在ミャンマー日本国大使館の丸山市郎大使は「日本政府としては開発について重要な関心を持っており、ミャンマー政府とそのための協議を進めているところである」とコメントした。

 ダウェー経済特区管理委員会の発表によると、ダウェー経済特区の開発予定エリア全体は196㎢(48,000エーカー)で、第1フェーズとして27㎢(6,700エーカー)が最初に開発される。ダウェー経済特区は2008年に計画が開始されたが、事業主体のイタリアン・タイ社に資金力がないため開発が中断した。2015年にミャンマー・タイ・日本の3か国が共同で開発を再開することで合意され、日本政府が8億米ドルの円借款をつけることが決定されている。現在、タイのカンチャナブリとダウェー経済特区を結ぶ高速道路がイタリアン・タイ社によって建設されている。

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