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民間、ODA、止まらないミャンマー投資熱 競争激化の建設市場

Myanmar Kinan ミャンマー キナン 建設機械のリース・レンタル・販売・修理・運送

▲2018年に比べて30% 増やしたという建機の数々。2019年はオフィスを新調、多くの引き合いもあって、充実した1年となった

▲ロープテレスコ式クラムシェル仕様機「カメレオンクラム」。ミャンマーでは同社だけが有し、第一線で活躍している

▲新社屋に設置されたトレーニングセンターで講習を受けるスタッフたち。JICA案件も受注し、人材教育にも注力

希少な建機も揃うラインナップ
人材育成でJICA案件を受注

 本社を和歌山県新宮市に置く、土木・建設機械のレンタル&オペレーター派遣を行う「キナン」。今やティラワ経済特区(SEZ)および付近の工事現場において、同社の機械を見かけない日はないといえるほど事業は順調に成長してきた。

 2015年の進出以降、着実に実績を積み重ね、オフィスはティラワSEZに隣接する工業団地にあり、17年に2店舗目をバゴーに開設。強みは100種類以上にも及ぶ豊富なラインナップと熟練のオペレーターにある。

 現在、多くの建設会社から注目を集めているのが、狭いスペースで掘削作業ができるロープテレスコ式クラムシェル仕様機。ヤンゴン市内での建設ラッシュを背景に、ショッピングモールやホテルでの工事現場では限られたスペースで作業をしなければならないが、これは広いスペースを必要とせず、テレスコ伸縮動作により最大21.5mまで掘ることが可能。さらに同社の杭打機では上から打つ必要がなく、横から掴み、地中に入れることができる機械も用意。高さのない現場でも作業ができるとあってこちらも注目されている。「ローカル企業もあまりやりたがらない地下掘削案件が増えました」と話すのは、現場の知見も豊富な中里MD。

 そして、同社の十分な実績を受け、この度JICAから事業を委託し、ミャンマー建設省の職員への育成が決定した。建設機械の整備や技能強化、訓練教習所の運営など、将来のミャンマーを背負って立つ指導者を育てるためのプロジェクトに参画する。『基礎調査』や『案件化調査』といった段階ではなく、その上に位置づける『普及・実証・ビジネス化事業』という事業であり、和歌山県の企業としては初の採択。「日本から講師を呼んで指導します。日本にある資格のような基準を作り、あいまいだった技術者のスキルを明確にします」。今年新調した社屋にはトレーニングセンターを3部屋作り、自社スタッフからJICA案件まで積極的に人材教育に取り組む。

 2018年からわずか1年で機械を30%増やし、スタッフは現在200人ほど。ミャンマー全土が事業領域であるため、今後はSNSやネットでのプロモーションにも注力していく。希少な機械、熟練オペレーター、教育施設と建機レンタル事業における確固たる武器を揃えた同社に死角は見つからない。

▲「この地で仕事をさせていただいているので、人材教育でミャンマーに貢献したい」と話す中里MD。日本人は2名常駐。

Telephone:09-4586-88804/09-2629-85278(中里)
Address:Block No.153, Thilawa Industrial Zone, Yangon
URL:http://kinan-myanmar.com
E-mail:nakazato0866@kinan.co.jp