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ついに外資の参入を許可 幕が開ける保険事業

Dai-ichi Life Insurance Myanmar 第一生命ミャンマー

▲第一生命グループのDNAでもあるチャレンジ精神を持った本社スタッフ。スタッフの育成が成長のカギだと考えている

▲今年10月に開催された「日本ミャンマー・エキスポ2019」出展時の様子。生命保険に対する関心の高さを伺わせた

▲Zarchi Tin 氏は「あらゆる世代・すべての地域へ、生命保険の素晴らしさを伝えたい」と未来への展望を語る

100%独資、ミャンマー人によるミャンマー人のための生命保険会社

 2007年にベトナムに進出した第一生命は、日系の生命保険会社では、いち早く海外進出の道を切り拓いてきた。アジア太平洋地域や安定成長が続く北米など、海外7ヵ国で生命保険事業を展開しており、アメリカ、オーストラリア、ベトナム、カンボジアの事業形態は100%独資。ミャンマーでも100%独資で市場に参入する。

 ジョイントベンチャーは現地のチャネルを生かせるが、将来を見据えてビジネスをしていく場合、独資の方がメリットが出せる可能性が高いと同社は考えている。「生命保険はお客さまへ『確かな安心』を長期的にお届けし続ける必要があります。体制の構築はもちろんのこと、市場ニーズの変化に柔軟に対応するため、迅速かつ適切な意思決定が重要」と髙濵副社長は話す。

 ミャンマーでの営業活動は、個人代理人チャネルを中心に提携チャネルも視野に入れつつ中間所得層へアプローチしていく。髙濵副社長は「チャネルをイチから作り上げるのは大きなミッションだが、アジア域内で培った採用・教育のノウハウを最大限に活用する」と語る。また、商品開発については「この商品だったらミャンマーの人に買ってもらえる」と自信をみせる。加えて、P7のCOMPASSにおいても、近隣諸国のノウハウを活用し、ミャンマーに最適な生命保険募集制度の提案を当局に対して行い、販売チャネル構築・生命保険商品開発等の制度整備に尽力してきた。

 さらなる強みは、ミャンマーの外資系金融機関で初となる女性CEOのZarchi Tin氏の存在。同社のミッションである「一生涯のパートナー」をミャンマーでも浸透させるべく、「ミャンマー人によるミャンマー人のための生命保険会社にしていく必要がある」と髙濵副社長。Zarchi CEOと共に、生命保険の販売から顧客へのアフターフォローまでミャンマー人に適したサービスを提供していく。Zarchi Tin CEOは「生命保険は多くのミャンマー国民にとって新しい概念です。私はミャンマー人としてミャンマー国内あらゆる世代・すべての地域へ生命保険の素晴らしさを伝え、この業界およびミャンマー社会へ貢献していきたい」と熱く語る。

100%独資へのこだわりとアジア域内での着実な実績を背景に、新たな国での成功と貢献を目指す。

▲現地スタッフ教育やノウハウの供与において、やはり日本人の存在は不可欠。髙濵副社長(左)と加藤経営企画部長

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