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ついに外資の参入を許可 幕が開ける保険事業

Nippon Life Asia Pacific 日本生命保険

▲日本生命サポートの下、学資保険を開発。7月1日より販売を開始した

▲GGI 本社から徒歩圏内にある日生オフィス。当初86名のスタッフは、現在約130名ほどまで増加し、成長を続ける

▲オフィスは注目のエリアであるジャンクションスクエア併設のクリスタルタワー内に入居。アクセスしやすい立地

長期的な視点でミャンマーに貢献
有名財閥と多彩な保険を提供

 総資産で日本国内第1位、保有契約高・保険料収入で生保最大手の日本生命保険(以下日生)。2018年、ミャンマーでの保険市場の外資開放を見据え、生保市場の調査、合弁パートナーの発掘を目的に駐在員事務所を設立。保険業界としては最後発の事務所設立となったが、有力財閥・シュエタングループ傘下の保険会社であるGrand Guardian Insurance(以下GGI)と合弁設立に至った。「東京海上日動さんとは、両社一体となった商品、サービスの提供を通じて、他社に真似のできない価値を提供することに加え、組織運営においても互いの長所を取り入れながら切磋琢磨していきたい」と語るのは、日生の桑畠事務所長。 

 「フェイストゥフェイス」、「カスタマーファースト」、「長期的視点」の3つをキーワードに掲げ、未来を見据えながらミャンマーへの貢献を続けていくのが目的。合弁会社設立当初は、旅行保険や農家向けの定期保険であるファーマー保険、企業向けの団体保険や医療保険、銀行窓販を介した養老保険や学資保険などが主力となる見込み。将来的には日生のトレードマークでもある女性営業職員による対面販売も視野に入れている。「生命保険商品は死亡保険金のイメージが強いが、本来は長期的にお客様に寄り添い、お客様がより充実した人生を過ごすことができるよう人生設計をサポートするためのものであり、対面販売が基本です」と桑畠事務所長。日本国内には約5万人、近隣のインドでも約4000人のセールスレディを抱えるなど、人材育成に対する知見は豊富。この地でも中長期的に千人を超える規模の営業職員チャネルを構築する見込み。

 シュエタングループ、東京海上という安心のパートナーを得たことで生まれるシナジー効果を活用し、GGIという共通ブランドの下、生保、損保を同時に提案できるのが大きな強みとなる。ミャンマーにおいて生命保険はまだまだ認知度が低いが、「生保は信頼が何より大事ですし、そのためには契約締結後の取組こそ重要。常にカスタマーファーストの姿勢でお客様と真摯に向き合い続けること。それがお客様の信頼を醸成し認知度を上げていくキーワードでもあると考えています」。

 日本で確立した日生ブランドを、ここミャンマーでも浸透させていく。

▲桑畠事務所長は「単年度で考えてはいません。売って終わりではなく、中長期に亘り顧客に安心してもらうことが重要」と話す。

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