混沌のミャンマー 2024年を振り返る(4/4)
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10月
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国勢調査、民主派組織の支配下では実施できず

10月1日から国勢調査開始、各地で緊張高まる

軍評議会(SAC)は、10月1日からミャンマー全土で国勢調査を開始する。各地でミャンマー軍や警察による警備が強化され...

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国勢調査は当初、10月1日から15日までの期間で実施予定だったが、調査作業の遅れから10月31日まで延長。その後も戦闘や大規模な水害の影響で遅れが生じ、SACは12月末までに終了するとの見通しを示した。

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11月
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総司令官、中国の李強首相と会談

ミャンマー軍評議会トップが訪中へ クーデター後初

民主派の国民統一政府(NUG)ズィン・マー・アウン外相が来日し、11月21日に衆議院議員会館で開催された緊急集会に出席した...

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総司令官の中国訪問は、2021年2月のクーデター以降初めて。帰国時には、多数の人々が横断幕を掲げ盛大に出迎えた。しかし、学生やアーティストなどの著名人が強制的に動員されていたことが明らかになっている。

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12月
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ミャンマー軍の劣勢が際立つ

ミャンマー軍トップに批判続出 支持者間でも不満拡大 

少数民族武装勢力との戦闘で多数のミャンマー軍兵士が戦死した事態を受け、ミン・アウン・フライン総司令官に対する批判の声が...

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ミャンマー軍は各地で少数民族勢力との戦闘に敗北を重ねており、12月21日にはアラカン軍(AA)がラカイン州アン郡区の西部軍管区司令部を制圧した。劣勢が続くミャンマー軍は、空爆による報復攻撃を繰り返しており、民間人の犠牲者も増加している。

編集後記
ヤンゴンでは中国資本の工場で爆発が相次ぎ、中国外務省は中国関連企業や従業員の安全確保を求めミャンマー政府に強く要請。中国の「内政干渉」に対する抗議活動がザガイン管区で展開されました。

一方、民主派・国民統一政府(NUG)のドゥワ・ラシー・ラ大統領代行は、「中国が軍評議会(SAC)や少数民族武装組織に対し影響力を高めており、看過できない」と警鐘を鳴らし、NUG内閣を構成する全閣僚に対し、ミャンマー国内への帰還を求めました。

振り返ると、中国の影響力がより鮮明になった1年でしたが、軍評議会(SAC)はロシアとも航空宇宙技術分野や原子力発電所の建設などで関係を強めており、軍事面でも急速に接近しています。

まもなくクーデターから4年。日本におけるミャンマーに関する報道は減る一方ですが、「MYANMAR JAPON」は皆様のお役に立てる情報を発信し続けます。どうぞよろしくお願いいたします。

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電子報道部:渡邉鉄雅