激動の2021年を振り返る(P.4)

────────────────
10月
────────────────

欧州議会27か国、NUGとCRPHをミャンマーの代表として認める

 10月7日に行われた欧州議会で、軍事クーデターによって混迷を極めるミャンマー問題について話し合いが行われ、民主化勢力により樹立した国民統一政府(NUG)と連邦議会代表委員会(CRPH)を国の代表として公式に受け入れる決議を、賛成647票、反対2票、棄権31票の賛成多数で可決した...

>>続きを読む

軍評議会は、NUGの事務所の開設を許可している国に対して「破壊活動に加担している」と非難。米国、英国、オーストラリア、フランス、チェコスロバキア、韓国の6か国の在ミャンマー大使館および各国の国連大使宛てに抗議する書簡を送付しました。

────────────────
11月
────────────────

日本財団笹川会長がミャンマー訪問、軍評議会トップと会談

 ミャンマー国民和解担当の日本政府代表を務める日本財団の笹川陽平会長が、軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官と会談した...

>>続きを読む

笹川会長は11月12日にミャンマーに到着し、13日に軍評議会トップのミン・アウン・フライン国軍総司令官と会談。その後、各政党の代表者と面会。滞在中、複数のNLD幹部と面会したことを明らかにした。しかし、「非常に高い地位の幹部と会った」と述べるにとどめ、会談相手や内容についての詳細は明かしませんでした。

────────────────
12月
────────────────

デモ隊に国軍車両が猛スピードで突入、市民5人が死亡

 ヤンゴン市内で12月5日、抗議デモ中の集団に国軍車両が後方から猛スピードでデモ隊に突っ込み、デモの参加者5人が死亡した...

>>続きを読む

12月に入り、目を覆いたくなるニュースが増えたように思います。日本財団が支援するレーケーコー(カイン州ミャワディ郡)で戦闘が激化し、16,000人以上が避難を強いられているほか、24日に車両8台に38人の焼死体が発見された事件は記憶に新しいところです。

────────────────
最後に
────────────────

3月に掲載したこの動画を改めてご覧下さい。
混乱の続くミャンマーの情勢を受け、ミャンマージャポン日本人スタッフのメッセージを動画にしました。

>>動画を見る

編集後記

本年は大変お世話になり、ありがとうございました。
「激動」という一言では片付けることが出来ない一年でした。
失われた命が帰ってくることはありませんが、その無念を晴らすためにもどうかこれ以上の犠牲者が出ないよう祈るばかりです。

メディアにとって苛烈な状況はまだまだ続きそうですが、来年も皆様のお役に立てる情報を発信してまいります!どうぞよろしくお願いいたします。

2022年が少しでも笑顔が増える年でありますように…

MJIホールディングス株式会社
MYANMAR JAPON CO.,LTD.
電子報道部:渡邉鉄雅