次期ASEAN議長、ミャンマー問題解決に継続的取組みを表明
【国際】【政治】
2025 年 10 月 31 日
2026年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国となるフィリピンのマルコス大統領は10月28日、ミャンマー危機を「ASEANの未だ癒えぬ傷」と表現し、関係当事者すべてと対話を続けながら、長期的で平和的な解決を模索していく考えを示した。
マルコス大統領は「隣国が内戦の苦難に直面している現状を見るのは痛ましい。ASEAN議長として関係者全員と引き続き接触し、前進のための新しい道を探る」と述べ、ミャンマー問題を任期中の最重要課題と位置付けた。また、ASEANとして行動に限界があることを認めつつも、「関係機関を導き、継続的に関与することが不可欠だ」と強調した。
ASEANの議長国はアルファベット順の交代制で、本来であれば2026年はミャンマーの順番だった。

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