マレーシア首相、ミャンマー軍トップと会談 地震への支援協議

【国際】【政治】 2025418

 東南アジア諸国連合(ASEAN)の2025年議長国マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は4月17日、訪問先のタイでミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官と会談した。

 ミャンマー軍評議会(SAC)によると、ミャンマーの地震被害に対する支援を巡り協議が行われ、タイのタクシン元首相も同席したという。

 ミャンマーは2021年2月のクーデター以降、ASEAN首脳会議から排除されており、議長との会談は異例。アンワル首相は、3月28日に発生した地震への対応を優先する立場から、ミャンマー軍が表明した今月22日までの停戦の延長を求めたとみられる。しかし、ミャンマー軍は停戦表明後も少数民族武装勢力との紛争地域で空爆を続けており、停戦延長が実現するかは不透明な状況となっている。

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