大地震の被災地に大雨、二次災害の懸念

【社会】 2025416

 3月末の大地震で甚大な被害を受けたミャンマー中部マンダレーで4月15日午後、激しい雨が降り、一部地域で冠水被害が発生した。

 軍評議会(SAC)傘下の気象水文局(DMH)は、16日夕方からの17日にかけて、雷を伴う強風や突風、激しい雨が降る恐れがあるとの予報を発表し、警戒を呼びかけている。

 気象学者ウィン・ナイン氏は、雨季前の「プレモンスーン期」に多発する暴風雨により、地震で地盤が緩んでいる地域で土砂崩れなどの二次災害が発生する危険性があると警告した。

 ミャンマーでは、例年4月中旬から5月にかけて大型のサイクロンが発生しており、過去には2008年の「ナルギス」や2023年の「モカ」など、大きな被害をもたらしたケースもある。

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