「総選挙よりも暴力の即時停止を」ASEAN外相会議

【国際】【政治】 2025120

 東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が1月19日、マレーシア北部ランカウイ島で開催され、加盟国がミャンマーに対し、総選挙の実施を優先するよりも暴力の即時停止を求めた。

 2025年の議長国を務めるマレーシア外相の発表によると、会議では内戦状態にあるミャンマー情勢について議論が行われ、軍評議会(SAC)は少数民族武装組織や民主派との戦闘、市民への暴力や弾圧を即時停止し、関係者全員が参加する対話を優先すべきだとの意見が出されたという。

 ミャンマー代表は2025年中に総選挙を実施する意向を改めて表明したが、ASEAN加盟国からは暴力停止を求める強い要請があった。また、2025年にASEAN議長国を務めるマレーシアは、元外務次官をミャンマーへの議長特使に任命し、近くミャンマーに派遣する計画を発表した。

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