高僧射殺、管区首相誤報を認める 軍評議会が再調査

【政治】【社会】 2024624

 バゴー管区の著名な高僧が射殺され、僧侶と付き人1人が負傷した事件に関して、軍評議会(SAC)が再調査を開始すると6月21日に発表した。

 この事件は、6月19日にバゴー管区の著名な高僧バダンダー・ムネインダー・ビィワンタ師が、マンダレー空港から車で出発した直後に何者かに銃撃され即死したもの。SACは当初、「ミャンマー軍兵士と市民防衛隊(PDF)の間で戦闘が発生し、PDFが発砲した銃弾がビィワンタ師に命中した」と発表していた。

 これに対し、車に同乗していた僧侶が「ミャンマー軍兵士が発砲した」と証言し、さらにバゴー管区政府首相が「間違った情報を発表してしまった」と誤報を認めたという。これを受け、SACは事件の真相を究明するための再調査を開始すると発表した。

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