シャン州が違法薬物の供給源に、国連が指摘

【社会】 2024529

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は5月28日、ミャンマー北東部のシャン州が違法薬物の供給源になり、覚醒剤などが東南アジア全域に拡散しているとの報告書を発表した。

 UNODCは、シャン州ではメタンフェタミン系の覚醒剤や麻薬などが大量に生産されており、東部のタチレクを起点にタイやラオスなど東南アジア全域に拡散されていると指摘。2023年に東南アジア全域で摘発・押収された違法薬物は190トン(錠剤9億錠)にのぼり、過去最高となっているという。

 河川がおもな輸送ルートで、タイランド湾やベンガル湾を経由して各国に密輸されているという。

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