資金難でミャンマー支援が難航、国連

【国際】【社会】 20231220

 国連のステファン・デュジャリック報道官は12月19日、ミャンマーでは人口の3分の1にあたる1,860万人が人道支援を必要とする状況だと発表した。

 同報道官によると、避難民は昨年より100万人増え、2021年2月のクーデター前と比べ19倍に増加しているという。このうち、600万人は避難先で医療支援を必要としており、食糧不足にも直面していると指摘した。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は12月15日、ミャンマー全土の3分の2で戦闘が発生しており、避難民は260万人を超えたと発表したが、2023年度は必要な資金8億8,700万米ドル(およそ1,275億円)のうち拠出できたのは2億6,000万ドル(およそ375億円)にも満たなかったという。

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