少数民族武装勢力3グループ、ミャンマー軍に大規模攻撃

【政治】【社会】 20231028

 ミャンマー北東部のシャン州で10月27日、複数の少数民族武装勢力が共同でミャンマー軍の拠点に大規模な攻撃を開始した。

 コーカン軍(ミャンマー民族民主同盟軍:MNDAA)、アラカン軍(AA)、タアウン民族解放軍(TNLA)で構成される北部同盟は、今回の戦闘を「1027作戦」と名付け、ミャンマー軍の司令部があるラショーなど複数の拠点を攻撃した。北部同盟側は周辺の幹線道路を封鎖したほか、中国との国境ゲートがあるチンシュエホーを占拠したもよう。

 現地メディアによると、28日までにミャンマー軍の基地4か所が制圧されており、軍兵士30人以上が死亡した。ミャンマー軍は空爆で反撃しており、戦闘が激化している。

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