「避難民キャンプの爆発は貯蔵施設の爆薬が原因」ミャンマー軍評議会

【政治】 20231013

 10月9日深夜に発生したミャンマー北部カチン州避難民キャンプへの空爆について、軍評議会(SAC)報道官が新たにコメントを発表した。

 SAC報道官のゾー・ミン・トゥン少将は、「我々の調査によると、現場近くには少数民族武装勢力のカチン独立軍(KIA)が運営する訓練学校の倉庫があり、爆薬の硝酸アンモニウムが大量に貯蔵されていた。爆発が突然発生したとの通報もあり、中国国境付近で中国当局による調査もはじまっている」と述べ、改めてミャンマー軍の関与を否定した。

 これに対し、少数民族武装勢力のカチン独立機構(KIO)ナウ・ブ大佐は、「現場付近に武器庫は存在しない。仮に硝酸アンモニウムが爆発した場合、窒素酸化物とアンモニアガスの混合物を含む有毒ガスが放出される。吸い込んだだけで死に至り、この場合は死者数がもっと多かっただろう」と述べ、SACの主張を全面的に否定した。

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