ミャンマー 国境貿易の輸出代金前払い制度を廃止

【政治】【経済】 2023704

 ミャンマー軍評議会(SAC)貿易省は、国境貿易事業者に適用していた輸出代金の前払い制度を7月1日から廃止すると発表した。

 対象となるのは、豆類や落花生、トウモロコシ、胡麻などの貿易業者で、これまでは輸出前に代金の全額前払いを義務付けていたが、今後は当局への保証金の預け入れを条件に規制を緩和する。設立後3年以上経過した企業は輸出総額の20%を、3年未満の企業には輸出総額の35%を保証金として預け入れることを義務付けた。輸出で得た外貨収入の65%を中央銀行(CBM)が設定するる公定為替レート(1米ドル=2,100Ks)に両替する「強制兌換」については変更は無い。

 輸出代金は、為替レートに応じて中国人民元、タイバーツ、ミャンマーチャットで事業者の口座に入金しなければならず、着金から7営業日以内に入金が無かった場合は保証金は没収され事業免許も剥奪されるという。

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