エーヤワディー・タイムズ通信社の認可を取り消し、軍評議会

【情報・通信】【政治】【社会】 2023613

 軍評議会(SAC)情報省は6月10日、現地メディア「エーヤワディー・タイムズ」の認可を取り消した。

 国営新聞「Myanma Alinn」を通じて発表したもので、同省は国家の安全保障や法の支配、治安に影響を与える記事を掲載したためなどの理由を挙げたが、SAC幹部がネピドーの刑務所に収監中のアウン・サン・スー・チーに面会したことをスクープした記事がきっかけとみられる。

 エーヤワディー・タイムズ社は「SACによる認可取り消しによる活動への影響は無い」とし、「たとえ逮捕の恐れがあったとしても、我々は国民に寄り添い、真実のために戦い続ける」と語った。

 Radio Free Asiaのまとめによると、2021年2月のクーデター以降に報道機関15社と印刷会社2社、書店4社が営業認可を取り消されているという。また、156人のジャーナリストが逮捕され、依然として45人が拘留されたままになっている。

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