拘束の邦人に実刑判決 禁固7年

【政治】【社会】 20221006

 ミャンマーの軍事法廷は10月5日、映像作家の久保田徹氏に対して実刑判決を言い渡した。

 久保田氏は、7月30日にヤンゴン市郊外で行われた軍評議会(SAC)に対する抗議デモを取材した際に、ミャンマー治安警察により逮捕・拘束された。今回の判決では、電子通信法違反と扇動罪、入管法違反(資格外活動)などで訴追され、電子通信法違反で禁固7年、扇動罪で禁固3年の有罪判決を受けた。量刑は合わせて禁固7年とみられている。入管法違反の裁判は継続中で、拘束の長期化が懸念される。

 久保田氏は非公開の軍事法廷により裁かれ、弁護士の立ち会いも認められなかったという。

 法曹関係者によると、久保田さんの健康状態は良好で暴力を受けた形跡もないという。

© BBC Burmese News

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