ASEAN首脳会議 ミャンマー軍トップの出席拒否、比大統領は話し合いを

【国際】【政治】 20221006

 東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のカンボジアは、11月に開かれる首脳会議にミャンマー国軍のトップを招かない方針を明らかにした。ミャンマー国軍トップの出席を拒むのは2年連続となる。

 これに対し、フィリピンのボンボン・マルコス大統領は「ミャンマー問題を解決するためには、軍評議会(SAC)関係者が会議に出席して共同で解決にあたることが大切だ」との認識を示し、「今はその時期に入っており、関係者を中に入れて話し合うべきだ」とコメントした。近日中に、ASEAN総会と関連会議にミャンマーのSAC関係者の出席を認めるよう提案するという。

 ASEANは昨年4月、暴力停止やASEAN特使と全当事者の面会など5項目で国軍と合意したが、その後も国軍は市民の虐殺など弾圧を継続。ASEAN総会や外相級会議にSAC代表者の出席が認められない状況が続いている。

フィリピンのボンボン・マルコス大統領
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