学校への空爆「ディーペーインの虐殺」セーブ・ザ・チルドレンが厳重抗議

【政治】【社会】 2022921

 9月16日に行われた国軍の空爆により、ザガイン管区ディーペーイン郡で子ども7人を含む13人が死亡した「ディーペーインの虐殺」について、国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンが非難した。

 セーブ・ザ・チルドレン(ミャンマー)の代表者は、「子どもがいる中学校に対して国軍が空爆を行ったことは、明らかに国際法に違反している。もっとも強い言葉で非難し厳重抗議する」とコメントした。ユニセフ(ミャンマー)も同様の声明文を発表した。

 事件は9月16日昼ごろ、国軍の戦闘ヘリ4機が飛来し、ディーペーイン郡レッイェッコン村の寺院内にある中学校に対し1時間にわたり空爆を行った。さらに、戦闘ヘリから兵士80人が降下し、地上からの攻撃とあわせて子ども7人を含む民間人13人が死亡した。

 軍評議会報道官のゾー・ミン・トゥン少将は、「市民防衛隊(PDF)隊員が中学校に逃げ込み、子どもたちを人間の盾にしたので攻撃した」と弁明した。

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