「ミャンマー人家政婦殺人事件」被告側の控訴を棄却、シンガポール地裁

【国際】【社会】 2022701

 シンガポールで家政婦として働いていたミャンマー人女性が雇用主により虐待・殺害された事件に関し、シンガポール地方裁判所で行われた控訴審で被告側の減刑請求を棄却したことが明らかになった。Voice of Myanmarが6月30日に伝えた。

 殺害されたミャンマー人家政婦(当時24歳)は、雇用主から14か月にわたり度重なる虐待を受け、2016年7月26日に死亡した。十分な食事が与えられず、ゴミ箱に捨てられた残飯を食べさせられていたという。死亡したときの体重は24キロしかなかった。

 裁判所は被告に対して禁錮30年の判決を言い渡したが、被告側弁護士が禁錮12~15年に減刑するよう請求した。これに対して裁判所は情状酌量の余地はないとして請求を棄却した。

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