「軍事政権ではない」軍評議会、在ミャンマー外交官に強弁

【国際】【政治】 2022209

 軍評議会傘下の外務省は2月8日、在ミャンマー各国大使館の外交官に対して説明会を開き、現政権は軍事政権ではないと強弁したことが明らかになった。国営新聞Myanma Alinnが2月9日に伝えたもの。

 これによると、軍評議会・外務省のワナ・マウン・ルイン外相は「現在の政権は2008年憲法の規定に従い、臨時大統領が国軍総司令官に対して全権を委譲し成立した合法的な政権だ。国家統治評議会のメンバーは連邦政府から地方政府に至るまでその構成員は国軍、政党の代表者、民族の代表者で構成されているため、軍事政権ではない」と説明したという。

 一方、軍評議会は2月8日に連邦政府省のヤー・ピィ大臣(現役の国軍中将)を軍評議会の新たなメンバーに任命している。

 なお、説明会に出席した大使は3か国のみで、欧米は欠席しASEANからは書記官クラスが出席した。

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