日本の議員連盟が国民統一政府(NUG)と4回目のオンライン会議

【国際】【政治】 20211210

 日本の国会議員により構成されている超党派の「ミャンマー民主化を支援する議員連盟」は12月9日、ミャンマーの民主化勢力により樹立された国民統一政府(NUG)とのオンライン会議を開催した。

 会議には同議員連盟の会長で立憲民主党の中川正春議員、事務局長の石橋通宏議員、自由民主党の議員と南東アジア第一課の職員らが出席、NUG側はドゥワ・ラシー・ラ大統領代行やマン・ウィン・カイン・タン首相ら11人の閣僚が出席した。

 冒頭のあいさつで中川会長は、6月に国会で決議された「ミャンマー国軍に対する非難決議」に基づき、ODAなどの軍部に繋がる経済支援を停止させることや緊急的な人道支援ルートの模索について言及、ドゥワ・ラシー・ラ大統領代行は、ミャンマーの民主化支援の活動に対し感謝を述べ、日本政府や日本国民に対してミン・アウン・フライン総司令官が率いる「軍評議会」を認めない姿勢を取るよう強く要望した。その上で、NUGを正統な政府として認めたうえで、ミャンマーの国民を代表するNUGの事務所を東京に開設するための協力を呼びかけた。

 会議では、NUGを正統な政府として承認し、外交関係を要請する公式書簡が11月に岸田首相あてに送付されていたことも明らかになった。

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