国境なき医師団、当局から活動停止の要請を受ける

【政治】【社会】 2021610

 国境なき医師団 (MSF) は8日、ミャンマー南部のタニンダーリ管区ダウェー市当局から全ての活動を停止する要請を受けたことを明らかにした。Radio Free Asiaが6月8日に伝えたもの。

 MSFは、活動を停止した場合はHIVケアを受けている2,162人の患者と、MSFが支援する施設で治療を受けることとなった結核患者への治療ができなくなり、多くの患者の生命を危険にさらす可能性があるとの声明を発表した。MSFは、およそ20年間にわたり、ダウェーで包括的なHIVケアを提供しており、移民労働者や薬物依存者など社会から疎外され健康リスクの高い人々への感染防止策として診察や治療を行っている。

 2月1日のクーデター以降、ミャンマーでは多くの公立病院や診療所が閉鎖あるいは軍に占拠され、運営を続けている公立病院についてもCDM(市民不服従運動)に参加する医療スタッフが多く、国民に提供される医療リソースは非常に限定されている。

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