国連安保理、新たな声明に向け引き続き協議か

【国際】 2021306

 国連安全保障理事会は5日(日本時間6日未明)、ミャンマー情勢を巡り非公開の緊急会合をオンラインで開催した。

 国連のミャンマー担当であるバーグナー特使は、協議が開催できたことを歓迎しつつ「今こそこれまで以上の団結が必要だ」と述べ、ミャンマー国民の意思と行動について、毎日2,000通ほどのメッセージを受け取っていることを明かした。

 会合の開催を要請したイギリスのウッドワード国連大使は「安保理でのさらなる行動を近日中に検討する」と記者団に述べるにとどめた。2月に出された報道声明よりも格上となる議長声明の発表には全15か国の理事国による同意が必要で、法的拘束力のある制裁決議については「中国やロシアなどの反発が予想されるため、現時点では検討されていない」としている。

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