海外のタイヤメーカーが生産休止、ミャンマーの生ゴム相場が不安定に

【経済】 2021129

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、海外の有名タイヤメーカーの生産が休止している影響でミャンマーの生ゴム相場が乱高下していることがわかった。ミャンマー生ゴム生産者協会のカイン・ミィン事務局長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 カイン・ミィン事務局長は「タイヤメーカーが生産を休止しているため、生ゴムの国際価格が不安定になっている。一方、タイの生ゴムの生産が減少しているため、タイの業者がミャンマーから密輸入している。様々な要因により相場が乱高下している」とコメントした。協会によると、1ポンド(およそ453.6g)あたりの生ゴム価格は、800Ks(およそ63円)から700Ks(およそ55円)に下落した後に760Ks(およそ60円)に値上がりするなど、荒い値動きを続けているという。

 昨年の生ゴム輸出高は20万トンで、今年も20万トン輸出できると予想されている。

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