ミャンマーの地方農村に穀物乾燥・貯蔵施設を建設へ

【ローカル】【社会】【経済】 20201117

 ミャンマーの地方農村に穀物の乾燥・貯蔵施設を建設する計画があることがわかった。ミャンマー米協会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 ミャンマーでは、伝統的に穀物を収穫後に天日乾燥が行われていたが、近年は天候不順が続いており、収穫後の穀物が雨に濡れ品質低下や買い取り価格の下落により農家の収入に悪影響が出ているという。ミャンマー米協会はこの問題を解決するため、地方農村に穀物の乾燥・貯蔵設備を建設したいとしている。

 ミャンマー米協会のタウン・ウイン副会長は「籾の収穫後に天日乾燥しすぐに市場に出すと、低品質(水分率が不均一)のため安く買いたたかれる。また、農民が一斉に籾を売りに出すため市場でダブつきさらに買い取り価格が下落する。結果として農民が損をしている。このような現状を変えるために、地方農村に穀物の乾燥・貯蔵設備を建設したい。資金は政府または国際機関から融資を受ける。早ければ早いほど良い」とコメントした。

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