農民からミャンマー政府が基準価格で籾を買い取り

【ローカル】【政治】【経済】 20201016

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済の停滞や需要の低下により籾の買い取り価格が下がることに備え、ミャンマー政府が農民から籾を基準価格で買い取る準備を進めていることがわかった。ミャンマー米協会のイェー・ミン会長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 経済・貿易省、農業・畜産・灌漑省、ミャンマー米協会の代表者が10月5日に協議を行った結果、水分率14%(乾燥処理済み)の籾を100バスケットあたり52万Ksで買い取ることが決定したという。

 バゴー管区米協会のチョー・ソー・モー事務局長は「現在の買い取り価格の相場は100バスケットあたり53万Ksなので、政府が買い取る必要はないが、これから稲の収穫が一斉に行われ籾がダブつくと相場価格が下がるため、政府が買い取る準備を進めていることを歓迎したい」とコメントした。

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