ミャンマー・中国国境のムセ国境ゲートが閉鎖で貿易停止

【新型コロナ】【社会】【経済】 2020929

 ミャンマー・中国国境の町ムセで国境ゲートが閉鎖され国境貿易が停止していることがわかった。ムセ米取引所のミン・テイン副議長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、9月14日にムセ国境ゲートから中国側の瑞麗に陸路で入国したミャンマー国籍の中国人2人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、同日の午後10時半に瑞麗市がロックダウンされたという。これにより、9月15日以降はムセ国境ゲートを通しての国境貿易が完全に停止されたという。ムセ米取引所のミン・テイン副議長は「ミャンマー側からも中国側からも物資の移動、人の移動がまったくできない。いつ再開されるのかわからない」とコメントした。

 ミャンマーは中国、タイ、バングラデシュ、ラオス、インドと国境を接しており、18か所の国境ゲートで貿易を行っている。今年度11か月の貿易額は99億米ドルで、そのうち中国との貿易額は54億米ドルとなっている。

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