ミャンマー政府が魚・エビ養殖事業に農地転用を正式に許可

【政治】【経済】 2020707

 魚やエビの養殖事業を行うため、農地の転用が正式に許可されたことがわかった。政府・中央農地管理委員会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、魚やエビの養殖事業を行うために無許可で農地を利用している場合、1エーカーあたり2万~3万Ksの罰金を支払うことにより正式に農地転用が許可されるという。テイン・セイン前政権時代から多くの養殖事業者が農地の転用許可を申請していたが、様々な事情により転用が許可されたのは50万エーカー中、12万エーカーに留まっている。

 ミャンマー漁業協会のウイン・チャイン事務総長は「歴史上初めて農地の転用が正式に許可されたのは実に画期的なこと。ミャンマーの養殖事業の発展に大きな力を与えるだろう。ミャンマーの水産物輸出額は現在の7億米ドルから10億米ドルに増加するだろう」とコメントした。

 歴代の政府は、米作を中心とする農業を優先する国の方針により、農地の転用を認めていなかった。

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