中国がパイナップルの輸入を禁止、70億Ksの損失が発生

【経済】 20191220

 中国雲南省政府がミャンマーからパイナップルの輸入を禁止したため、ミャンマー側で70億Ksの損害が発生したことがわかった。The Voiceが伝えた。

 ミャンマー青果物生産・販売業協会がミン・スエ副大統領と経済事業家との懇談会で発表したもので、雲南省政府は今年6月からミャンマー産パイナップルの輸入を禁止したため、24,800トン(70億Ks)分の損害が発生したという。協会は副大統領に対して正式なルートで中国に輸出できるよう中国政府と交渉してほしいと要請した。

 協会から中国側の商人に対してアボガドとパイナップルを優先して輸出できるよう交渉しているが、中国側からはバナナ、籾、キャッサバ(イモの一種)を優先させたいとの回答が返っているという。協会によると、パイナップルを正式に輸出するためには乾燥施設、包装機械などの初期投資が必要であるが、銀行から中小企業向け融資を受けるのが困難となっている。パイナップルはシャン州北部のチャウメー、ティーボーや南部のシーサイン、サイガウンなどで主に栽培されている。

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