シンガポールのF&Nがチャン・ビールの生産を開始

【企業】 20191004

 シンガポールの飲料大手フレイザー・アンド・ニーブ(F&N)は9月26日、同社がミャンマー国内で「チャン・ビール」の生産を開始したことを発表した。The Daily Elevenが伝えた。

 「チャン・ビール」はタイの飲料大手タイ・ビバレッジが生産しているもので、F&Nは同社の子会社にあたる。F&Nはミャンマー現地法人のエメラルド・ブルーワリー・ミャンマーを地場企業と合弁で設立し、ヤンゴン管区北部のレグー郡に7千万米ドルを投じてビール生産工場を建設した。ミャンマーにおけるビールの生産量は年間5万キロリットル。330ml、 500ml入りの缶ビールや、320ml、 640ml入りの瓶ビールなどを販売する。

 F&Nは2015年にミャンマー市場から一度撤退しており、今回は2度目の参入となる。今回の事業により170人の雇用が創出され、今後の工場拡張により数千人規模の雇用が創出できるとしている。

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