ミャンマー経済「一定の回復基調」 世銀発表

【国際】【社会】【経済】 20251209

 世界銀行は、12月8日に公表した「ミャンマー経済報告書」で、震災被害や国内紛争の継続にもかかわらず、同国経済には一定の回復基調が見られると分析した。

 企業活動の改善や為替相場の持ち直しにより、2025年度の実質GDP成長率見通しをマイナス2.5%からマイナス2.0%へ上方修正。2026年度には、震災後の再建需要や脆弱層向け支援が下支えし、3%成長に転じる可能性を示した。

 一方、インフレ率は短期的に20%超が続くとされ、生活必需品価格の高騰、購買力の低下、労働力不足、慢性的な停電などが経済の足かせとなっていると指摘。世界銀行タイ・ミャンマー担当ディレクターのメリンダ・グッド局長は、「回復の初期段階にはあるが、財政需要の増大、治安環境、電力網の不安定化など多くの障害に直面している」と述べた。

 また、再建費用の拡大により2026年度の財政赤字はGDP比5%に達し、政府債務残高も同60%を超える可能性があるとし、中期的な財政リスクは引き続き大きいと警鐘を鳴らしている。

© NP News

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