「話し合いによる問題解決を」カトリック教会枢機卿が提言

【政治】【社会】 20221205

 ミャンマーのカトリック教会トップであるチャールズ・マウン・ボ枢機卿(ミャンマー・カトリック司教協議会会長)は12月1日、ミャンマーの政治状況に関して「話し合いで問題を解決すべき」と提言した。

 米国系メディアのRadio Free Asiaが、ミャンマーで発生している国軍と市民防衛隊(PDF)の戦闘および国軍による民家の放火や空爆に関して枢機卿に質問した。チャールズ・ボ枢機卿は「すべての勢力が参加し話し合ってこそ問題の解決につながる。暴力では何も解決せず、戦争は死と破壊をもたらすだけだ」とコメントした。

 国軍は11月23日、チャールズ・ボ枢機卿の故郷であるザガイン管区キンウー郡モンラ村に侵攻し、民家200軒に放火。軍事作戦により現地では子ども1人を含む3人が焼き殺された。

© Radio Free Asia

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