キリンHD、国際仲裁を取り下げ 国軍側も

【企業】【国際】【経済】 2022922

 キリンホールディングス(HD)は9月21日、撤退を決めたミャンマーでのビール事業について、合弁相手だったミャンマー国軍系企業「Myanma Economic Holdings Public Company Limited(MEHPCL)」との関係解消のためにシンガポール国際仲裁センターに行っていた仲裁提起を20日に取り下げたと発表した。

 キリンHDは今年6月、保有するミャンマー最大手のビール会社「ミャンマーブルワリー」の全株式を同社に3,240億Ks(およそ224億円 ※同社発表のレートによる)で譲渡すると発表していた。

 MEHPCLも同日、現地裁判所に求めていた「ミャンマーブルワリー」の清算の申し立てを取り下げた。

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