フィリピン外相、ASEANのミャンマー方針は「マレーシア路線を踏襲」

【国際】【政治】 20251120

 東南アジア諸国連合(ASEAN)の2026年ミャンマー特使に指名されたフィリピンのラザロ外相は11月18日、ミャンマー情勢の扱いについて「2025年議長国のマレーシアが進めてきたアプローチを基礎として引き継ぐ」と述べ、既存の枠組みの上で対応を継続する考えを明らかにした。

 ラザロ外相は、マレーシアが過去に実施した「170件を超える関係者との対話・接触」に言及し、「同じ規模で再現することは難しいが、構築済みの路線を基に前進する」と説明。特に、ミャンマー軍政が年末から実施を予定している選挙への対応を、今後の主要議題として扱うと表明した。

 現議長国であるマレーシア政府は、ミャンマー総選挙について「ASEANとして監視団を派遣する考えはない」と表明している。

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